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2024年5月6日月曜日

第3の天について

冠詞と同様に、ギリシャ語を日本語に翻訳するときに、単数形、複数形を明らかにすることは結構困難です。ぎくしゃくするからです。
たとえば、天は、多くの場合、οὐρανοῖς(ウーラノイス)で、ουρανοσ(天)の複数形です。英語では、heavensと、シンプルに表現できますが、日本語で天の複数形は表現しにくいものです。
当訳では複数形として表記しにくい場合、「諸々の」という形容詞を使うことにしています。
ちなみに、諸々の天・・なぜ天が複数形なのか、Moody Pressの、The New UNGER's Bible Dictionay
p545によれば、「明らかに3つの天について明確に述べている。2コリント2章2節から、「第3の天」が存在している事が明らかにされている。その事は、つまり、第1の天と、第2の天が存在しなければ、「第3の天」は存在しえない事を示している。
と言っています。
この辞典はさらに、
「第一の天」は明らかに鳥たちが飛ぶ空(atmosheric:ホセア書2:18)であり、また、雲の存在する空(ダニエル書7:13)、「大気圏」の事である。そして、「第2の天」は更に高い「星々の空」である、「宇宙」(創世記1:14-18)の事である。
そして「第3の天」は、三位一体の神のおられる天のことである。
その位置は明らかにされていない。・・・使徒ヨハネは天に呼ばれた。(黙示録4:1)
使徒パウロは第3の天に引き上げられた(2コリント12:1-9)
その他の記述があります。


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