ギリシャ語直訳では、やもめは、「敵に報復して下さい」ということになります。(下記参照)
ギリシャ語のἘκδίκησόνは、英語ではAvengeで、仇討、仕返し、復讐になります。
また、この言葉は、ローマ書12章19節にも使用されています。
Rom 12:19 not avenging yourselves, beloved, but giving place to wrath; for it is written, "Vengeance is Mine, I will repay, says the Lord."
口語訳聖書でも、「Rom 12:19 愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。 」
とあり、エクディケーソンは、「報復、復讐、仕返し」という意味に用いられています。
一般の日本語聖書、英語聖書では、エクディケーションを直訳して「報復」や「仕返し」という訳を避けて、「報いる」「正しい裁きをする」というような婉曲な表現になっていますが、
キング・ジェームズバージョンでは、明白にAvengeを使用しています。
なお、この部分のギリシャ語本文は、どの本文でも同じなので、欽定訳以外は、英語や日本語の訳は、実際のギリシャ語とは異なる訳をしていることになります。
Avenge me of my adversary(King James Version)
「わたしを訴える者をさばいて、わたしを守ってください」(口語訳)
「私の相手を裁いて、私を守って下さい」(新改訳)
英訳
Give me legal protection from my opponent.' (New American Standard Bible)
Do me justice on my opponent,(Young's Literal Translation)
ギリシャ語本文
Ἐκδίκησόν Avenge |
με me |
ἀπὸ of |
τοῦ the |
ἀντιδίκου adversary |
μου of me |
0 件のコメント:
コメントを投稿